「とりのうた」ができるまで 文責 小谷ハルノ氏(故中西悟堂氏長女)
日本野鳥の会創設者・中西悟堂氏没後二十数年、夫人もおととし他界し、遺族が書斎の整理をしていたところ、昭和23年、東雲堂から出版された児童向け雑誌「こどもクラブ」第8号特集“とりのうた”が見つかった。32種の鳥の詩と解説によるものである。
野鳥の会元専務理事、現・中西悟堂研究会代表幹事である中村滝男氏が、是非それに曲をつけて子供に歌わせ、子供たちに身近にいる鳥に親しみを持って欲しいという願いから、作曲を宇津木充氏に依頼。遺族の友人と親戚関係にあたる当地*1の丹野氏*2の合唱団*3による本邦初の公演発表*4となった。
なお、「巣箱の歌」は、同年、ビクターレコードから服部正作編曲ですでに発表されていたものである。
作曲者 宇津木充氏について
1933年千葉県生まれ。東京大学経済学部卒。作曲を林光氏に師事。会社勤務の傍ら、作曲・指揮活動。作品は全日本合唱コンクール課題曲入選2回、全日本合唱連盟歌ほか主として合唱曲。2003年会社を退職。現在、合唱団ONKAN指揮者。
<補足>
*1 ; 栃木県那須塩原市
*2 ; 丹野美穂(当団ピアノ伴奏者)
*3 ; 虹っ子童謡合唱団
*4 ; 2007年4月28日(土)さわやか高原音楽祭にて披露
♪今流れている曲は、さわやか高原音楽祭2007での本邦初演”とりのうた”から”ひばり”です。♪
メディア関係
”とりのうた”本邦初演の記事が新聞に掲載されました。
・2007年3月13日 産経新聞栃木版
・2007年3月21日 栃木よみうり
・2007年4月 4日 毎日新聞栃木版
・2007年4月 6日 とちぎ朝日
・2007年4月20日 とちぎ朝日
・2007年4月22日 下野新聞県北・日光版
・2007年5月10日 下野新聞県北・日光版
野鳥居3号
2008年3月発行の”野鳥居3号”(生態系トラスト協会出版、中西悟 堂研究会編)に”とりのうた”本邦初演の記事が掲載されました。
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